風の坂道

映画・F1・読書・ゲームその他日々の思ったことをフィーリングで書き綴っております。ほえほえうにうに。

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そうちゃんちで夢の話が出ているので、自分の夢について。

かなり長文、そして個人的なのでご注意。

 

夢とはどういった現象なのか。
私自身は、京極夏彦氏の「姑獲鳥の夏」に出てくる説に概ね賛成だ。

簡潔に説明すれば、

睡眠中は、脳がいろんな記憶を整理整頓する時間である。
特に、今日あったことをあちこちにしまうのだが、
その時「意識」という舞台上に上がってしまうために
それが「夢」として現れる、ということである。
たまに古いものを引っ張り出してくることもあるし、
話のつながりがてんでおかしいのはそのせいである。

といった主旨だ。
(解釈が間違っていたらごめんなさい。)

もちろん、その日感じた「感情」も記憶の一部として
整理されるので、その日の気分が夢に反映されることも
けっこうあるんじゃないかな、と思う。


で、私の夢。

楽しい夢や、変な夢はあまり見ない。

中高生の頃は、
追いかけられて殺されそうになる
閉じ込められて誰にも会えない
戦地でマシンガンを持って殺しあう
こういう夢がほとんどで、眠るのが嫌いだった。

でも、たまに映画を見てから寝ると、
映画の世界に入ることが出来て楽しかった。

考えてみると、精神的にとても辛い時に悪い夢を見る。
楽しかった日は、怖い夢を見ない。



ひとつ、忘れられない夢がある。

ちょっとした手術で、麻酔で寝ていた時の夢だ。
ちょっとグロい夢なので、苦手な人は読まないほうがいいと思う。




手術の前、この麻酔は眠っている間に
悪い夢を見る人もいる、と聞かされていたので、
はじめはただ麻酔のせいで見たのだと思ったのだが、
あとになって考えれば考えるほどそうではないと思う。


その人とは一度も会ったことが無いし、
直接話したことも無い。
ある事情で、知っている人だ。
まぁ親戚のようなものだ。


私は地下鉄に乗っていた。
隣に、その人が座っていた。

その人は少し寂しそうに微笑んでいた。
外見は私の彼だったから、数日後まで私は
それを彼だと思っていた。
一度も会ったことが無いのだから、そうなったのだろう。


電車の内壁は、赤と黒と白のタイルでできていた。
中吊り広告も同じ色だった。

その列車は、どんどん地下へと下っていった。

地下へ進むほど、どんどん狭くなって、息苦しくなって、
私は「このまま行ったら死んじゃうのかな」と思った。
でも、その人は黙って座っていた。
私はその人と別れるのはどうしてもいやで、
苦しかったけれどずっと隣に座っていた。


窓の外は、茶色っぽくてぐちゃぐちゃした壁だった。
まるで半分壁に融けたみたいに、人がたくさんくっついていた。

ああ、この先は時間も死も生もないんだ。
ただ苦しいまま、死ぬこともなく、終わりもなく、
悩みも喜びもなく、永遠にここで半分融けたままなんだ。
そう思った。

ふと、現実の世界のことを思い出した。
仕事に行ったり、友達や恋人に会ったり、
おいしいものを食べたり好きな服を買ったり、
平凡で楽しい、終わりのある生活を思い出した。

この先に進んだら、もう二度とあの生活はできないんだ。
ただ永遠の時間があるだけ。

悲しくなった。
現実の世界を、限りある時間を生きたいと思った。
私はその人にしがみついて、
降りようよ、この先に行ったら死んじゃうよ、
と言った。
死なないけれど、死んでるのと一緒だよ。

その人はちょっと笑った。


急に目の前が明るくなって、何も見えなくなった。

気が付いたら、始発駅にいた。
そこは地上だった。
駅員さんが、具合が悪くなったから降りたんだよと言った。
私の彼がそこにいて、迎えにきたよ、と言った。
じゃぁさっき一緒に電車に乗っていたのは誰?
私は不思議に思った。
あの先へ行かなかったの?と聞いたが、
彼は意味がわからないようだった。

そこで目がさめた。
病院のベッドの上だった。


そして、その人は私が眠っている間に、
この世界からいなくなっていた。




あの夢は、あの人が私に見せたのではないだろうかと思う。
彼のように死んだ人は、あそこに行くのだ。
それを教えたかったのか、ただ別れが言いたかったのか、
連れて行きたかったのかはわからない。
でも、あれはただ記憶情報が混乱しただけとは思えない。




たまに思い出すのですが、夢のことをいつまで覚えているか
わからないので書いてみました。
この夢を思い出すたび、不思議な気持ちになります。
夢って、ほんとうはなんなのでしょうね。

 
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