風の坂道

映画・F1・読書・ゲームその他日々の思ったことをフィーリングで書き綴っております。ほえほえうにうに。

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さてさて、鈴鹿が終わったところで映画に戻ります

今週は「シン・シティ」を観ました。
この映画にはいくつかの特徴があります。

・原作がアメコミであり、映像的には原作にかなり忠実
・ひとつの街で起こるいくつかの事件を、3人の男の視点から描いているオムニバス的ストーリー。
・R-15を冠するだけあって、かなり暴力的な描写が多い。
・基本的にモノクロ。
 ただし、ドレス、血、髪、唇などキーポイントとなる部分にだけ色をつける表現。

舞台は犯罪と無法の街。
街の住人はもちろん、主人公達もどこかクレイジーです。
そんな中で3人の男達はそれぞれ、愛する女のため、自分の正義に従って戦います。
その行く末を見届けるのが、観客です。

さて、感想。

評価に非常に困る映画です。
…この映画は良い悪いではなく、好き嫌いで見る映画かな。

まず、映画というより映像作品としてみたほうがいいと思いました。
鑑賞中を思い返すと、私は映像作品としてはかなり楽しんでいたと思います。
オムニバス形式のストーリー展開、スタイリッシュなモノクロ映像、派手な暴力シーン、不気味な敵キャラクター達や銃を乱射する女達…。
モノクロでありながら映像の説明不足や見辛さは感じず、非常に良い仕上がりの映像だったと思います。賛否両論分かれるとは思いますが、ギラギラしたCG映画が増えている中、この映像は見るほうとしても気分転換になりますし異色で非常に良いのではないでしょうか。


では、なぜ私が映画として見れなかったか。

それは起承転結の流れが全く無視されているからです。


オムニバス形式である以上、変則的な流れになるのは当然です。
ですが、いまいち流れがよくなかった。
まず、台詞よりも主人公のナレーション(モノローグといったほうがいいかな)が多く、全編を通して回想シーンのような印象を受けます。主人公達の心の声が雄弁かつ詩的すぎますし、逆に演技や映像で物語る部分が少なくなってしまってくどく感じました。
もっともっと言葉を絞って語っていれば楽しめたと思います。
行間がないんですよ、あんなに説明されちゃうとね…

それから、暴力を描いた作品といっても倒す敵の数が多すぎで、まとまりがつきません。
雑魚が多すぎてボスが目立たないのです。
メリハリのつけ方が乱雑すぎるのかもしれません。
モノクロで顔の見分けがつけにくいだけに、もっと工夫して欲しいところでした。

ひらたく言えば、詰め込みすぎてメリハリがない。
それが起承転結の流れのない、ごちゃごちゃした印象を与えている気がします。


俳優さんの演技はみんな素晴らしいですね。
監督の指示も良いのでしょうが、モノクロに映えるいい表情をされていて、映像表現をうまく活かせているのが印象的でした。
また、女性陣がセクシーでワイルドなキャラばかり。
反面、男性はロマンと自分の正義に生きていて、お互いにこの街ではこうしないと生きていけないんだろうなぁと思います。
法では裁けないたくさんの悪意に包まれた街では、みんな自分の正義を自分で見つけるしかない。
悲しいテーマではありますが、淡々と描いているところは面白いです。


全体的には斬新だし楽しい映画だとは思うのですが、惜しいという感じでした。
私の中では、もうちょっと練り込んで来てくれればいけてる映画になったと思います。
それと、暴力表現よりも、救いの無い展開が私にはちょっときつかったです。
「で、結局のところどうなの?」ってオチを自分の中でつけられない内容でした。

暴力表現が平気で、異色の映像世界をみてみたい人にはおすすめできます。
ブラックジョークに強い人もいいかも。
ストーリー性を求めてしまう人には向かないかもしれません。

続編は二番煎じなら作らなくてもいいと思いますが、更に進化させてくれるなら期待します。



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はじめまして。TBありがとうございました。
素晴らしい映画評ですね!ワタシもほぼ同じようなことを思ったのですが、文章にするのが下手で下手で…お恥ずかしいかぎりです(^^ゞ

続編はもうちょっとロドリゲス監督の持ち味を生かした“映画的手法”で撮ることを切に願います!

こちらからもTBさせていただきますね。またのぞかせていただきます<m(__)m>

2005.10.12 22:13 URL | KAO #- [ 編集 ]

>KAO様
はじめまして。
素晴らしいなんてお言葉をいただけて嬉しいです(^^
映画や本の感想を書く時は、時間をあけて何度も何度も推敲しています。それでも他の方のBlogを拝読すると、自分の文章の稚拙さに頭が痛くなる時もあります…。
感想をわかりやすく伝えるのはむずかしいですよね。

>続編はもうちょっとロドリゲス監督の持ち味を生かした“映画的手法”で撮ることを切に願います!
そうですねー、この監督ならもっと映画と漫画の折り合いをつけられると思うんですが、そのあたりはまだ実験作的な印象を受けました。続編でそこを高めてもらえれば更に面白い作品ができそう、という期待が持てる点もこの映画の良い味かもしれません。

こちらからもまた伺いますね。TBありがとうございます。

2005.10.13 13:29 URL | 紗月 #- [ 編集 ]

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シン・シティ
え~まずはじめに言っておくと、ワタシKAOはロバート・ロドリゲス監督は好きです。常に新しい試みをする彼を頼もしく思っています。なんですがぁ~、この「シン・シティ」を手放しで絶賛はできないんですよ(+_+)なぜかとゆーと…

2005.10.12 22:14 | mo-KAOフラペチーノ

色彩対比
先日、シン・シティという映画を観て来ました。世間では公開前から有名俳優が一杯出演するということで、話題をさらっていましたので、知っている方も多いと思います。この映画を観まして率直な感想は、実に色彩の使い方が理にかなっているなぁということです。なぜかという

2005.10.12 23:21 | すり~ふぉ~るどな日常

シン・シティ
『シン・シティ』を観てきました。この映画、好きか嫌いかと訊かれたら、正直ぺぺは嫌いですっ。ムダに多い登場人物、ムダに多い残虐シーン、ムダに長い上映時間・・・・なんだかノリ切れず、消化不良に終わってしまいました(泣)。ムダにダラダラと続くラブシーンがなかっ

2005.10.13 09:21 | ぺぺ日記・おもに映画日記

#33:シン・シティ
KAZZのこの映画の評価 “前代未聞の刺激世界”との触れ込みで、全米No.1ヒットを記録したクライム・アクション超大作とっても癖のある映画で楽しめましたこれもまた好き嫌いが非常に出る映画英語版で、中国語字幕だったので意味を取り違えてるところが...

2005.10.15 20:05 | *KAZZの呟き*

お題:『シン・シティ』
ええっ!!キング・アーサー(クライヴ・オーウェン)が、大王さまの奥方(ロザリオ・ドーソン/「アレキサンダー」)と?!オフィシャルサイトは・・・・あれ、もう消滅してる。

2006.04.28 09:20 | 映画の一言二言

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