風の坂道

映画・F1・読書・ゲームその他日々の思ったことをフィーリングで書き綴っております。ほえほえうにうに。

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先週見に行ったもので、劇場公開もほとんど終わってる映画の話。

バットマン ビギンズ

「過去のバットマンを見たことが無いから、わからないんじゃないか」

そんな声が多いですが、なんの予備知識もいりません。
むしろ、バットマンを見たことがない人こそ見てほしい!

コミックにリアリティを持たせてクールに仕上げた世界観は見事。
これほど心理描写に力を入れている映画は、アクションに限らず珍しいと思う。
コミックヒーローと思って甘く見るなかれ。

時間があれば3回くらい劇場で観たい映画だったなぁ。
上半期に観た映画で、唯一リピートしてもいいと思った作品でした。
…褒めすぎかな?

劇場公開もほぼ終了している映画ですので、いつもどおり
観た方のBlogで印象に残ったものを紹介しながら感想を。

ストーリーは、
超ボンボン少年だったブルースがなぜバットマンになったのか?
なぜ「バットマン」なのか?
がメインになっています。


ヒトコトシネマ☆インプレッション バットマン ビギンス[Batman Begins]

「悪を粛正するには、正義(justice)と力(strength)以上に、内なる闇を正視しつつ囚われない平衡感覚(balance)が必要」と言うお話…だったように思う。あるいは、街に父を殺された男が、心の傷そのままに変化し街を護るまでの話、とも言えるかなあと、うにうに考えていた。


お見事な言葉です。
父の愛した街によって父は殺され、様々な思いを抱きながらも街を護る存在となる。
この過程が重要なんですよね。


シカゴ発 映画の精神医学:バットマン・ビギンズ

娯楽映画というよりも、文芸映画。


エンターテイメントだから面白ければ大味でもいい、という近年の娯楽大作系映画とは明らかに違いますね。
文芸映画…なるほど。

私が、一番気に入ったのは、テーマが勧善懲悪でないということだ。ヒーローものと言えば、「私は正義の味方。だから悪者を懲らしめます」という図式がある。ハリウッド映画の法則のようなものであるが、それが映画を薄っぺらなものにしている場合が多く、私は勧善懲悪が大嫌いである(だから、「スター・ウォーズ」が好きなのかも・・・)。


確かに、スターウォーズに似たテーマであると思います。
犯罪者は須らく善いところのない悪人であるなんてことはないし、ある人には正義でもある人には悪になることもある。
ヒーローものでありながら、そこを見つめている姿勢がいいですね。

主人公のウェイン自体が、悪に足を踏み入れそうになったり、復讐や恐怖といった、ダークな感情に支配されそうになる。また、秘密結社「影の同盟」は、腐敗した都市を疫病や災害によって「掃除」し、正しい世界を築くことを目的とする。目的は正しいが、方法が極端である。単に善と悪を明確に二分できないその描写こそが、この映画のリアリティの根本となっている。

まさにここが、この映画の見どころですよね。
善とは、悪とは…正義、裁き、罰とはなんであるのか…
それらに「正しい答え」などなく、登場人物それぞれが自分で出した答えに従って行動しています。
正しい答えなどないということを悟り、自分は両親が愛した街を「守る」ため、「恐怖のシンボル」として犯罪抑止力となろうとする主人公の行動も、興味深いです。
ヒーローアクションを大真面目にやりながら、そういった面を掘り下げていることが、この映画を面白くしていると思います。

期待はずれになる人
・カップルで楽しめる映画を見たい人
 (デートで見るには、少し重たいかな・・・


思いっきり相方と行ってしまいました(笑

相方はバットマン未経験者で、アクション映画は好きだがバットマンというシリーズ自体には全く興味がないと言っていたのを、私が観たい観たいと連れて行ったのですが。
これで面白くなかったら面目ないところでしたが、非常に面白かったと言ってくれて助かりました。


A | バットマン ビギンズ
なんだか私と非常に似た感想です。

これだけ名脇役がたくさん出演している映画も珍しいのではないかと思います。この映画、物語に多少無理な展開とかがあったりするのですが、彼等の説得力ある演技のおかげで、それも違和感まるでなしで見れます。演技力の力は偉大です。実に心地良い重厚感に酔える映画であります。


これだけ演技派が揃うと見ごたえたっぷりですよね~。
役作りにも意気込みを感じますし。

(ケイティ・ホームズについて)
正直、全然魅力を感じませんでした。全米ティーンのアイドルと言われてますが、キルスティン&ブリトニーらとともにケイティ嬢は日本の男どもには受けん顔なんだろうなあ・・・。

日本でティーンのアイドルといえば、一昔前の安室にはじまり、浜崎あゆみやモーニング娘。などが印象強いですが、これらのアイドルもワールドワイドに受けるとは思えません。まだまだ世の中を知らず、背伸びしたい年頃のお嬢さん達があこがれる人物というのは、どうしてもこういう作品では浮いてしまうのではないかなぁと思います。
ましてや、主人公にとっては姉のような存在でもあり、司法に従事する身とあっては、アイドルでは器が合わなく感じても仕方がないかもしれません。

どうやら続編にはケイティ・ホームズは出演しないようで・・・。

役者とは別に、「少し年上の幼馴染」的ヒロインはこの世界観によく合ってると思うので、役者のみ入れ替えでキャラは変わらず、とかがいいなぁと思ったり…(笑


Cinema Review:バットマン ビギンズ
データ群が素晴らしいです。
ラーズ・アル・グールやゴッサム・シティの意味、知らなかったなー。

『 スーパーマン 』 は、明るい太陽の下で 悪役( ヴィラン ) と戦うクリプトン星から来た 「 カル・エル 」 という名の宇宙人です。これに対して 『 バットマン 』 は、全く逆のキャラクター設定がなされています。夜な夜な出現し、悪を退治する正義のヒーローなのにもかかわらず、世間へはクールに対応します。

なるほど、スーパーマンとは確かに対照的ですね。
私も、ファンタジーを超えた作品になるためには、ライトヒーローではなくダークヒーローである必要性があると思います。
ファンタジーとリアルの絶妙なバランスが、成功の鍵となったのかもしれません。




さて、続編に向けた動きもあるようですし、今後の復習用(?)に登場人物と役者さんの話でも。

バットマン こと ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール):
金にものを言わせたすごい装備も嫌味や下品に感じさせない、素直で一途なキャラ作りが成功していると思う。バットマンとブルースの二面性も綺麗に演じ分けているし、ストイックな面も、アルフレッドにだけ見せる少年の顔も魅力的だった。
こんな人がヒーローなら、誰もが応援するだろうなぁ。

執事アルフレッド(マイケル・ケイン):
主人公を影に日向に支える、ナイスな執事。
彼が2度言うあの台詞には思わず泣いてしまいました。
「ブルースにはアルフレッドがついてる」と安心させてくれる、普遍の忠誠と前向きな助言が心に残ります。逆に言えば、「バットマンにはアルフレッドがいないとだめだね」ってことですね。
ユーモアセンスも良く、この人がダークでクールな世界観に温かい空気を流してくれます。
執事好きなら必見!

ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン):
ゴッサム・シティで数少ない、正義の心を持つ警官。
帰ってパンフレットを読むまで役者が誰だか気づかなかった…。キレ役ばかりで飽きたというようなコメントをしたらしい、ということもちらほら聞いていたので、そろそろイメチェンしたくなったのかもしれませんね。
正義の心を持ちながらも悪の蔓延に諦めを感じていた彼が、バットマンと出会って変わっていくところがとても好きです。一緒になって一喜一憂してしまいました。
シリーズとして続けば、今後重要な人物になりますね。楽しみです。

レイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ):
ヒロインは年上の幼馴染。
ビンタで励まし、「いつか平和が訪れたら…」とたきつける(笑)姉御っぷりが個人的にはけっこう好きです。見守ってくれる姉のような存在であるところが重要。金髪ナイスバディの美女というハリウッド黄金ヒロインは、この人間臭いバットマンには似合わないと思うのです。
ただ、ケイティ自身はアイドルですし、そういう位置づけならもっとしっくりくる女優さんがいたんじゃないかなぁという気はしますね。
(パンフレットに、「トム・クルーズの現カノジョ」と書かれていたのには笑ってしまった)

ルシウス・フォックス(モーガン・フリーマン):
ウェイン社で働く、ウェイン家に忠実な科学者。
存在感がありすぎなくらいありましたね。
パンフレットに「アレック・ギネスはスター・ウォーズというビッグタイトルでそれまでやった役の合計以上の収入を得たと聞いた。今度は僕の番だと思ってバットマンに出た(笑)」という内容のコメントがあって、あんたこれ以上儲ける気ですかと(笑

スケアクロウ(キリアン・マーフィー):
いいですねぇ、眼鏡インテリ精神科医。寒気のする目つきがたまりません。
彼はブルースよりも、レイチェルの敵という感じ。ブルース役のオーディションで落ちたそうですが、こちらのほうが適役だったのではないでしょうか。
私はキリアン・マーフィーを初めて見たのですが、素晴らしい演技力ですね。

デュカード(リーアム・ニーソン):
彼はダークサイドに堕ちたんでしょうか?(笑
スターウォーズやシンドラーのリストでの人格者的なイメージが強いのですが、信念を持った悪役というのが似合う人だなぁと感心しました。
もっと悪役やってるところを見てみたいですね。カッコイイです。

ラーズ・アル・グール(渡辺謙):
謙さんの登場シーンには不満の声が大きいですが、あのくらいでよかったんじゃないかと思います。
最も、ラーズ・アル・グールというキャラに関してはもっと工夫しても良かったと思いますが。いくらブルースに素質があったとはいえ、あれだけあっさり倒されてしまうのはキャラとしてもったいないです。「影の軍団」はとても力のある組織ですし、今後も宿命の敵として出していくような位置付けでも良かったのではと思いました。
やはりバットマンの宿命の敵はジョーカー、これはあくまで「はじまり」の物語…ということでしょうか。



映像的な話。

アクションシーンのカメラワークがいまいちで、なにが起こっているのかわかりにくかったのが残念。
アクションをあまり見せないカメラワークは、「気づいたら一人一人倒されている」という「見えない恐怖」を表現したのかな、とも思えますね。
ブルースの狙いは、まさに
「敵に恐怖を植えつける」
ですし。
ただ、そうだとしてももう少し工夫してほしいかな。
惜しいのは本当にここだけですから。
アクションでも、カーチェイスシーンなどは非常に良かったです。

しかし…蝙蝠の大群が登場するシーンの映像は素晴らしい!
オープニングといい、螺旋階段を飛び降りるシーンといい、期待通りの迫力映像で大満足でした。
ポスターのデザインのカッコ良さに惹かれて観にいったのですが、ポスターに写る蝙蝠の群れが映像でも見られたら…と思っていたので。
久々に創作意欲を刺激される、なんとも魅力的なポスターだったのですよ。
見てくださいこのポスター群



最後に思ったのは、
スタッフロールが邦画の3倍はありますね…
ということ。
2本立て続けに邦画を見た後だと、スケールの差を見せ付けられた気分。
その中で堂々と流れる 「KEN WATANABE」 の文字は、日本人として非常に嬉しいものでした。

前作から7年、これがはじめてのバットマンという観客も多く、新しい世代の子供たちも多く観たことでしょう。これだけ大きなイメチェンを成功させたのだから、新生バットマンをシリーズとして続けていって欲しいものです。
クリストファー・ノーランの創り出すジョーカー、新しい宿命の対決をぜひ見てみたいですねー。



おまけ
パンフレットが超厚いですよ!
中綴じ製本じゃありません。あれで700円…濃い…
もはやパンフレットとは呼べないボリュームになっております。
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TBありがとうございます。
<クリストファー・ノーランの創り出すジョーカー、新しい宿命の対決をぜひ見てみたいですねー>←全く同感です!
バットマン ビギンズ続編が楽しみですねえ!(役柄的に謙さんはもう出演しないような気がしますが・・・。) 

2005.08.01 22:40 URL | A #GDMnerkk [ 編集 ]

コメント&TBありがとうございます。

私も、謙さんとリーアムは今回限りの出演だと思いますが、次はジョーカーが楽しみですよね♪
ぜひまた、ノーラン監督に撮っていただきたいものです。

2005.08.03 09:03 URL | 紗月 #- [ 編集 ]

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2005.08.01 22:27 | A

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2005.08.07 00:26 | 本と映画と音楽と・・・お酒が好き

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