風の坂道

映画・F1・読書・ゲームその他日々の思ったことをフィーリングで書き綴っております。ほえほえうにうに。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | カテゴリー:スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | エントリーURL |
Twelve Y.O.」やっと読了。

しばらく通勤中は携帯ゲームやら睡眠やらをしていたので、
6月後半にやっと読みました。


「川の深さは」と比べるとあちこちでの評価は低いようですが、
私はTwelve Y.O.のほうが好きかなぁ…
結末にも賛否両論みたいですが、あの終わり方は非常に好きだったり。
まぁ、ヒロイン(?)は由梨より涼子のほうが好きだけどね!
あと、井島さんがかっこよかったですね。

やはり、東馬・平以外の人物については人間の描きこみが弱く、
ページが足りない印象。
しかし、タイトルが示すテーマは非常に深くて素晴らしい。


この人の作品は、あくまでエンターテイメントとして
派手なアクションや現実には有り得ないファンタジー要素を前面に見せながら、
その中に国家、政府、テロリズム、国防などなど
大きなテーマを編みこんでいるという印象がある。

しかし、この人が本当に読者に考えさせようとしているのは国防だの外交だのという社会問題ではないように思う。

国家への忠誠と誇りは、敗戦によって絶たれ
資本主義への信頼は、バブル崩壊によって絶たれ
日本人は今、信じるものと生きて次の時代に繋げる意味を見失いつつある。

国家、企業、宗教団体(近年では地域や家族すら)といった「団体」への
迷いの無い帰属ができない時代となった今、

一人一人の人間としての自立が必要だということ
生きることの意味を、自分で見出さなければならないということ
そのために、読者自身が考えるべきことがあるということ

それを投げかけ、考えるきっかけとしようとしているのではないだろうかと思う。


ファンタジー色が強すぎるとか、言い回しが派手で大仰という意見もあるが、
「考える」ことをしていない若者に読ませて「考えるきっかけ」を与えるには、
そういったエンターテイメント要素を前面に出して惹きつけながら
テーマをうまく内包させて与えていくのが最高の手段ではないだろうか

そこを見事に成功させている手腕は見事なものだ


田中芳樹氏なんかは、福井氏よりファンタジー色も強く
対象年齢も下げているが、やってることは同じだと思う。


「考えよう」「知ろう」という動きを読者に与えることは難しいことだろう。
しかし、私はそこに挑んでいる姿勢が非常に好きだし、
自分もまた読むことで刺激されるのが楽しくて読んでしまう。


押し付けがましいきっかけ作りはいらん、
という人にはつまらないかも。
読書に刺激を受けて考える力をつけるタイプの人には良いかと。



とりあえず、次はイージス読みます。
スポンサーサイト

http://www.nhk.or.jp/tr/
17日に福井さん出演するらしいよー。

2005.07.11 20:44 URL | めぐ #- [ 編集 ]

おぉー、17日か!
まだ映像や実物を拝見したことないので要チェキですな。
情報ありがと~ん

2005.07.12 10:55 URL | 紗月 #- [ 編集 ]

【コメントを下さる方へのお願い】
現在、FC2Blogで「投稿したコメントが反映されない」という障害が発生しているようです。
せっかく打っていただいたコメントが消失してしまっては申し訳ありませんので、お手数をおかけしますが、コメントを下さる場合は、「送信する」ボタンを押す前にコメントをコピーしておき、コメントが反映されていないようでしたら再度投稿を試みて下さい。
当Blogにコメントを下さることに、心から感謝致します。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://hoehoe.blog5.fc2.com/tb.php/243-05143eac

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。